「腰痛解消のプロセス:専門家が語る即効的な対処法」
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腰痛は日常生活に大きな影響を与え、支障も出ます。
ひとえに腰痛と言っても様々な種類があり、原因、治療法も、その腰痛の種類によって変わってきます。
このブログでは腰痛を即効で改善させる治療法とその種類別の対応をお伝えしていきます。
腰痛の種類
急性腰痛(ぎっくり腰)
いわゆるぎっくり腰と言われるものです。
突然発症し、その痛みが数日から数週間続き、動作制限も引き起こす腰痛です。ひどい場合は全く動けない状態にもなります。
慢性腰痛
長期間にわたり続く腰痛で、数週間以上から数ヶ月以上、長い場合だと年単位のものもあります。
日頃の生活習慣、疲労、ストレスなどが原因と言われています。
腰椎分離症
腰椎の椎間板が変形し、神経を圧迫することで腰痛を引き起こす状態です。
腰を曲げたり、伸ばしたりする際に痛みを感じることが多い症状です。
腰椎すべり症
腰椎が前に滑る状態を指し、神経の圧迫や痛みを引き起こすっ症状です。
スポーツ、交通事故など、突発的な腰への外的衝撃が原因となることが多く、成長期の若者に見られることが多いです。
椎間板ヘルニア
椎間板が破損し、内部のジェル状の物質が周囲の神経に圧迫をかけることで腰痛を引き起こす症状です。
腰椎分離症、腰椎すべり症などが悪化した場合、日常生活の動作、突発的な外的衝撃など、原因は多岐にわたります。
痛みだけでなく、しびれを伴うこともあります。
腰痛の原因
腰痛の原因は多岐にわたりますが、以下は一般的な原因のいくつかです。
筋肉や靭帯の損傷
過度な運動、長時間の腰に負担がかかる姿勢が原因で、腰の筋肉や靭帯に損傷が生じ、痛みが発症します。
椎間板の問題
椎間板の変性、ヘルニア、すべり症などが腰痛を引き起こします。
これらは、椎間板の機能低下、椎間板の変形、損傷などが原因で、神経に圧迫がかかることによって発生します。
脊椎の異常
脊椎の歪みや変形、骨折、脊椎管狭窄症などが腰痛の原因となります。
筋肉の緊張
ストレス、過労、姿勢不良によって腰の周囲の筋肉が緊張し、痛みを引き起こします。
内臓の問題
腎臓や腸などの内臓の異常が腰痛を引き起こす要因となります。特に腰の部位に放射痛がある場合は内臓が原因の可能性が高いです。
関節の炎症
腰椎関節、仙腸関節などの関節が炎症を起こし、それが痛みを引き起こす原因となります。
腰痛に対する即効的なセルフケア
腰痛に対する即効的なセルフケア法はいくつかあります。
ただし、セルフケアだけで痛みが引くとは限らず、腰痛が治るわけでもないので、
痛みが強い場合、全く動けない、歩けないなど、症状がひどい時は、自己判断をせず、すぐに専門家に相談して下さい。
以下は一般的なセルフケア法の例です。
アイシング(冷却療法)
アイスパックを患部に当て、15~20分間冷却します。冷却剤が直接肌に触れないように布で包むとより効果的です。
ストレッチとエクササイズ
腰回りの筋肉をほぐすストレッチ、有酸素運動(散歩や水泳など)が、血行を促進し痛みを和らげます。
ただし、症状によっては痛みが悪化する可能性あるので、腰の痛みやお体の状態を鑑みながら行ってください。
適切な姿勢の保持
正しい座り方や立ち方を心がけ、腰に負担をかけないようにします。
デスクワークなどで座りっぱなしの場合は、姿勢を定期的に変え、ストレッチを行い、同じ姿勢にならないようにしましょう。
湿布や軟膏の利用
薬局や整形外科で入手できる湿布や軟膏を使用して、痛む部位に塗ることで一時的な痛みの緩和が期待できます。
ただし、あくまで応急処置であるため、この処方だけでの完治は難しいです。
腰痛の治療法
腰痛の治療は症状の原因や程度により異なります。
以下は一般的な腰痛治療法の一部です。
保守療法
腰を動かさないように安静にし、腰に負担のかからない適切な姿勢、アイシング、温熱療法、ストレッチなど、保守療法が初期の腰痛に有益です。
薬物療法
腰痛の痛みや炎症の軽減を目的として、医師の指示に基づき非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)や鎮痛剤が処方されます。
理学療法
理学療法士によるリハビリテーション、運動療法により、姿勢の改善、筋力の強化、柔軟性の向上などに繋がり、腰痛の緩和に寄与します。
鍼灸治療
腰痛が筋肉の緊張、炎症、損傷などからきている場合、鍼灸療法が痛みの軽減に効果的です。ただし、個々の症状により効果は異なります。
骨盤矯正
腰の筋肉や関節は骨盤と密接な関係にあります。この骨盤が歪むことにより、腰の筋肉や関節に負荷がかかり、腰痛の原因となります。
手術
椎間板が変形、損傷してしまい、接骨院での骨盤矯正、理学療法での運動療法などでもその椎間板が治らない場合、手術が必要となります。手術は最終手段として検討され、他の治療法が効果的でない場合に選択されます。
腰痛を予防する方法
正しい姿勢の保持
長時間の座位、立位での作業時には、正しい姿勢を保つよう心がけます。
デスクワークではデスクと椅子の高さを調整し、腰をサポートするクッションを使用すると良いです。
適度な運動
腰回りの筋肉を強化するためのエクササイズや、有酸素運動を行うことにより、腰の筋肉や関節に柔軟性が生まれ、腰痛の予防になります。
体重管理
過重な体重は腰に負担をかける原因となります。つまり、健康的な体重を維持することが腰痛予防につながります。
適切な寝具の利用
寝具の硬さや枕の高さを合わせることにより、腰への負担を軽減させることができます。
ただし、体格に差があるため、寝具のチョイスや選択は個人差があります。
ストレッチと柔軟性の向上
ストレッチやヨガなどで腰の筋肉を柔軟に保つことで腰痛予防につながります。
重いものの持ち方
重いものを持つ際には、腰を曲げずに膝を曲げて持ち上げ、背中をまっすぐに保つよう心がけましょう。中腰、腰を伸ばした状態で持つのは必ず避けましょう。
定期的な休憩
長時間同じ姿勢、運動、労働をした際は、定期的な休憩を取り、ストレッチや軽い運動を挟むことが大切です。
まとめ
腰痛は、基本的に突発的に発症し、そのほとんどが日常生活に支障をきたす、厄介な症以です。
その原因は、生活習慣に起因することが多く、老若男女問わず、いつ何時、誰にでも起こりうる症状でもあります。
また、ひとえに腰痛と言っても、その種類、原因は多岐にわたるため、
腰痛の種類ごと、腰痛の原因ごとに治療やアプローチを行わないと、改善していきません。
当院では、綿密な検査を行い、腰痛の種類、原因を詳細に把握した上で、治療を行っていきます。
また、その治療の種類も、鍼灸治療、骨格矯正、運動療法など、数多くの治療の中から、一番最適かつ、即効性のあるものをご案内させて頂きます。
※詳しくはHPか別のブログをご参照ください。
腰痛は一度発症してしまうと中々痛みが引かず、繰り返し、ぶり返しのある症状でもありますが、
当院で治療をして頂ければ、即効で改善し、かつ、再発も防げます。
腰痛でお困りの方は、ぜひ一度、あおい針灸・整骨院の治療を受けてみてください。